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2013年12月7日土曜日

カッパドキアのオッパイバレー


 昼間は、カッパドキアのギョレメの奇岩地帯を散策する事にした。この中にはローズバレーと言われる岩がピンク色で夕陽がとてもきれいなポイントがあると言う事で、そこを目指す事にした。


ローズバレーは実はこのわんちゃんが途中まで案内してくれた。
わんちゃんがいなくなった後道に迷った。

この案内に従って行く。しかし迷う


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 ギョレメの野外博物館にまず行ってみたが、人が多く、中に入る気がしなかったので、その反対側の高い所に登ってみた。そこには、ドイツ人の老カップルがいて、少し話をしたが彼らも、野外博物館は人が多すぎて嫌だったのでこちらに来たそうだ。

 一旦、丘を下り、しばらく歩き、ROSE VALLAYの案内がある方向に歩いて行く。
丘を一つ超えるとそこに、ザクロジュース屋さんがあった。そこでROSE VALLAYの案内がなくなっていた、適当にこっちだと思い込み歩いて行くと、となりの街までやってきたようで、そこには大きな岩に無数の穴があいた洞窟住居の後があった。その様子はまるでマンションのようだった。
洞窟マンション
中に入ると白人女性2人に声をかけられた。2人は、パムッカレから同じバスで移動して来て我々にバスを教えてくれた人達だった。知らない土地で意外と知り合いに会う物だ。(笑)
 彼女達は、そこのオジさんが作ったワインを飲んでおり、自分たちにも飲まないかと勧めて来たが、歩いて帰るのにお酒はキツくなる。また歩いて帰るからと断り、マンションを観に行った。

 マンションのなかの洞窟はひんやりとしており、反対側まで穴が突き抜けている所は風が通り抜け、なかなか気持ちよかった。
マンションの一室。窓からは涼しい風が吹いていた。
来た道を戻り、ザクロジュース屋さんまで戻って来た。ローズバレーまでの道がわからないので、ザクロジュース屋さんに聞いたが英語が通じず、よくわからない。反対方向に少し歩いて左に曲がれというジェスチャー。

 しかし、歩けど歩けど曲がり角は見つからず、ローズバレーは歩いて来た方向を指した案内を見つけてしまった。

 トラクターのオジさんに道を聞くと400m戻ってだと教えてくれた。

 しばらく戻り、このあたりかと、キョロキョロしていると、トラクターのオジさんがやってきて、トラクターの後ろ乗せてもらい、結局ザクロジュース屋さんまで戻ってきて、ザクロジュース屋さんのところから右に入れという。

 ザクロジュース屋さんの少し進んでの少しはなんと2mだった。

 トラクターの座席は上下に激しく振動し、落ちそうだったが、初めてトラクターの荷台に乗り、これまた楽しかった。


トラクター

 20分程歩き、丘をのぼると、チャイ屋さんがあった。そこで聞くと、ローズバレーはここだと言う。
ローズバレーのお茶屋からの景色
そこで、チャイとザクロジュースを飲み、しばしし休憩。
休憩のチャイは格別に美味い。
相変わらずテーブルは傾いている。

ローズバレーには教会があり、壁画もあった。
来た道でなく、反対側の道から戻れるというのでそのまま進んで行く。その先が本当のローズバレーだった。ピンク色というかオレンジ色の奇岩がたくさんあり、いろんな形に見える、男根の様に見えるもの、

んんn これは。。。

キノコの山のように見えるもの、
キノコの山
お椀をひっくり返したやような形の物など。その中に一際大きな岩があった。お椀をひっくり返したような形の頂上には突起物があり、の突起物の周りが他の部分より変色している。

 それを見て、俺は思わず呟いた「ナイスおっぱい〜。
ナイスおっぱい
そう思って見渡せば、ローズバレーはおっぱい型の奇岩がずらりと勢揃いしている様に見えた。そうローズバレーは実は、綾瀬はるかもびっくりの「おっぱいバレー」だった。

ナイスおっぱい


おっぱいバレー

 ここで、綾瀬はるか主演の映画「おっぱいバレー」をついつい思い出してしまった。
この映画は、弱小バレー部の顧問になった教師、綾瀬はるかが、バレー部部員に優勝したらおっぱいみせてやると約束し、バレー部員が、おっぱい見たさのために、奮闘するという青春スポ根ドラマで、青春時代を思い出させるような映画だった。

 バレーの試合でいいプレイをすると部員達は「ナイスおっぱい」と声を掛け合ってたいのを覚えている。

 とまあ映画の話はどうでもよい。

さて、そんなおっぱいバレーを下り、またまたザクロジュース屋さんまで戻ってきた。
ジュース屋さんのオジさんは、ザクロで真っ黒になった手で、妻の手を握りしめ、何だ君たちは道間違えて、おれは君たちの後ろから大きな声でこっちだよーと叫んだのに、振り向いてくれなかったねーとジェスチャーでそう言った。

 でも、何回も振り返ったけど、全く損なそぶりは見せていなかったのは知っている。

 ジュース屋さんから、丘を超えて、宿に戻る。少し登ると、後ろから大きな声がする。振り返ると、ジュース屋のオジさんが、手を振り叫びながら、こっちに投げキッスをした。ちょっとうざい。(^_^;A

 この奇岩地帯。本当にいろんな形の岩があり、いろんな形に見える。これはラクダのようだ、キリンのようだとか、
キリン?
シンデレラにでてくる小人の家に似ているとか、
小人の家?
ラクダみたいだなどと想像しながら歩くのはとても楽しかった。
エジプトのスフィンクス?

般若?

親指と人差し指で○を作っている様に見える。
又は、めざしの頭みたいでもある。





 丸一日おそらく20kmくらいは歩いたのではないかと思う。足は痛いが、殆ど疲れた感じはしなかった。街を歩くと何故か1時間くらいで頭が痛くなり疲れきるのに、本当に自然は体に優しいんだなと思う。



これで、カッパドキアも終わり。まだまだ見ていない所はたくさんあり、あと2泊くらいしたかったが、イスタンブールでインドビザを取るつもりだったので、早くイスタンブールに着きたかった。バスだと一晩の距離だが、飛行機の国内線の値段は5000円位と割と安かったので、飛行機でイスタンブールに向かう事にした。











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2013年12月1日日曜日

ジャイアンのガイドでいくグリーンツアー カッパドキア


 カッパドキアのツアーにはバルーン以外に、グリーンツアーレッドツアーローズツアーというものがあった。懐事情が厳しく、全部行く訳にはいかないのでひとつだけ、グリーンツアーというものに参加した。

 バルーンツアーから帰って来て、宿でパンをかじり、ダッシュで集合場所へ。やたらと忙しい。旅行者が手配したバスに乗り出発。

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 お客さんは、全員で10人くらい。日本人は我々のほかにもう1人いた。彼女は、yokoさんといい、やはり世界一周中だそうだ。

 ガイドは、子供の頃は、さぞかしガキ大将だっただろうという感じのオジさん。なんだかドラえもんのジャイアンが大きくなったらこんな感じだろうと思い、我々は彼をジャイアンと呼ぶ事にした(笑)

ジャイアンは、ものすごいスピードで英語でしゃべりまくる。我々はスピードに付いて
いけず、一番前の席で、ジャイアンの飛んでくる唾をよけるのに精一杯だった。


 ジャイアンは一人一人の名前を聞いて、全員の名前を覚えてしまい、どうだ。すごいだろうと言う感じで、威張っていた。


 最初の訪問場所は、ギョレメパノラマ。 ここからは、ギョレメの奇岩を俯瞰して眺める事が出来たが、特にどうってことはなかったような気がする。ちょろっと風景を眺めたあとは、お土産物をチラッと見て退散。






 2番目の訪問先は、地下都市。地下にクネクネと地下50m先まで穴が掘りまくってあるらしい。我々が入ることが出来るのは、20数mまで。狭い通路をクネクネと進むが、観光客が多く,中は大混雑。





 この地下都市はイスラム教からのキリスト教弾圧を逃れるために、このような地下都市を造り、隠れ隠れ住んでいたようだ。柱等には、十字架が掘ってあったりする。

トルコと言えばイスラム教。そんなトルコにも隠れキリシタンがいたとは知らなかった。踏み絵とかなかったんだろうかと思ったが、そういった物は見当たらなかった。(笑)


天井を支えている柱の所までくるとジャイアンは、一人のお客さんを柱の所に立たさせて、いきなり、殴りかかったように見えたが、寸止め
 どうやら、ここは反逆者の拷問の場だという説明らしかったが、ジャイアンには暴力ポーズが似合っている。(笑)
拷問場所
この地下室には、トイレもあり、石で作った便器が置いてあった。しかしながら、こんな所でトイレをすると、匂いが大変だ。おそらく当時はこの地下室は、トイレの香りが充満していたに違いない。
便器
しかし、この洞窟は狭くてアップダウンが激しい。なかには中腰で階段を上り下りする所もあり、結構足腰に応えた。
洞窟



 その次は、大きな岩をくり抜いて作った大きな教会のような所に行った。教会の中には壁画等が残されていたが、かなり損傷していた。





 ここで、日本人のyokoさんが、ジャイアンに写真を撮ってとお願いすると、ジャイアンはキスしたら撮ってやると、髭もじゃのホッペを突き出した。yokoさんは日本人はそんな事しないと言い、写真撮ってとお願いするが、ジャイアンはしつこい。5分くらいキスしろと迫っていた。もちろん冗談なんだろうけど、冗談にしてはしつこすぎる。

これ以上やるとほぼセクハラだ。とりあえず俺は、俺がキスしてやるよと助け舟を出そうかなと思ったが、ジャイアンがその気になるかもしれないのでやめといた。

そういば、ジャイアンは、バスの中や、観光の途中からyokoさんへの目が少し怪しいなあと思っていた所だった。

 次に行くバスの途中で、ジャイアンはいきなり、昼食は、今レストランが混んでいるので、飛ばして先に行くと真顔でいう。みんあ、そんな事無いでしょと相手にしてなかったが、これは冗談じゃないぞ。本当だからなと、しつこい。

 あんたアホじゃないの?という感じで、誰も相手にしてなかったが、バスはレストランに止まった。

 冗談言うのはいいけど、しつこいのはやめにしてほしい。

 このあたりから、ジャイアンはみんなの信頼をなくして行った。

 昼食は5種類くらいのメニューから選べて、スープに、サラダ、メインとチャイを頂いた。お味はまあまあ美味しかった。
掘建小屋のようにみえるがレストラン

 昼食後はウフララ渓谷の約4kmの道を散策。ジャイアンは、カップルはみんな手をつなげー、これからロマンチックロードだという。一人で来ていたyokoさんはジャイアンから狙われていたが、韓国人のリー君といっしょに歩き、難を逃れていたようだった。

ジャイアンはデカい声で「オンリーユー〜♬」と歌いロマンティックロードの気分を盛り上げようと必死だったが、歌が下手だ。この世の物と思えないくらい酷い。騒音以外の何者でもない。歌が酷いのもジャイアンそっくりだ。





 白人のきれいなお姉さんは、速攻で、「ストップ プリーズ」と叫んだ。

 ジャイアンに文句が言えるのは、しずかちゃんだけだ。彼女は今回のしずかちゃんだった。どうやら、yokoさんにセクハラする前には彼女がセクハラを受けていたらしく、かなりお冠の様子だった。

 ウフララ渓谷は、すでに紅葉を迎えており、何の木か名前は知らないが、まっすぐに伸びた木々の葉っぱは黄色く色づいていた。川沿いを歩いて4km程度の道を歩いたが、日本の渓谷を歩いている感じで少し体が癒された感じがした。



 ここでジャイアンは、オリーブの木を見つけ、この実は食べられるというので、食べてみたが、全くスカスカで食べられた物じゃなかった。韓国人のリー君は、口から吐き出した木の実を地面に投げつけて、「こんなもん食えるかー」と叫んでいた。

 しかしながら、この渓谷の散歩そんなに悪くはない。

 最後は、ギョレメの街にの近くでバスは止まった。ちょうど夕陽が地平線に沈む所だった。我々日本人3人と韓国人のリー君は夕陽に向かってカメラを向けようとしたら、ジャイアンに「そっちじゃなくこっちだー」とお土産物屋の中の、石の彫刻の実演販売所に連れて行かれた。

大理石を旋盤で削る

ペーパーで磨くとピカピカ



 最後にお土産物やさんに連れて行かれるのは、ツアーではお決まりである。

 リー君もこんな所で俺の時間を使いたくないと少しお怒り気味だった。

 そんなこんなで、グリーンツアーは盛りだくさんな内容でかなり忙しかった。

 バスの中で最後に、ジャイアンが長々と何かしゃべっていて、最後に「みなさん最後まで私の話を聞いてくれてありがとう」と言っていたが、何故かだれも拍手をしなかった。

 しかしジャイアンはいい事を教えてくれた。それは、27日からトルコは冬時間になるそうだ。時間が1時間おそくなるという。つまり27日の夜中の1時になった瞬間に夜中の12時に時間がかわるという。27日は我々がイスタンブールに行く移動日だ。聞いていなかったら飛行機の時間を間違う所だった。
ツアー後リー君とyokoさんとカンパーイ




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