イギリス ロンドン

　イギリスって実はあんまり興味がなかった。なんでかわからないが、あんまり興味はなかったが、何故かロンドンに来てしまった。

バッキンガム宮殿の衛兵の交代式

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　ロンドンでの宿は、韓国人経営のゲストハウス。汚いマンションの2Fだった。周りはどうやらイスラム街。頬被りをした女性がたくさん街を行き交っており、あたりにはインドカレー屋等があり、自分のロンドンのイメージとは異なり、あれっ？という感じだ。

ロンドンは、ビッグベン、ウエストミンスター寺院等を見学。ビッグベンなんてただの時計台だろうと思っていたが、その大きさと存在感は立派だった。

ビッグベン。存在感抜群

  夕暮れ時に撮った写真は、ロンドン名物2F建てバスのライトでなんだか近未来的で幻想的でなんだか分からない写真に仕上がった。でも自分的にはとても気に入っている。

ロンドン名物の2F建バス。

ビッグベンの夜景。2F建てバスのライトが面白い。

青いライトが怪しい観覧車。

ウエストミンスター寺院は、最初に行った日は日曜日で、ミサのため内部の見学は出来なかったので出直した。結構な時間並んで、中に入る。何処の教会もそうだが、中はひんやりしているがここもおなじだ。

　オーディオガイドがついているので、それを聴きながら内部を観た。教会の中は広いが、細かく仕切られていて、意外と狭いなという印象だった。ここは、いわゆる墓地。ここにエリザベス1世を始め大勢の人が眠っていたり、著名な芸術家達の記念碑等があった。

　一通り観終わり、奥の中庭に向かった。木陰の芝生の上には、何人かの人が、寝転がりくつろいでいた。

ウエストミンスター寺院

　日本で大きなお寺の庭に寝転がったら怒られるだろう思ったが、ここでは、普通の様子だったのが印象的だった。

　ロンドンでは、「ライオンキング」と「マンマミーア」のミュージカルを観た。この二つはニューヨークでチケットが取れなかったもので、ロンドンでリベンジしたのだ。

　席は、ライオンキングは、なんと最前列の真ん中。マンマミーアは、2列目の端っこ。
二つとも満席だった。なんでこんないい席が取れたのかはよくわからない。

ライオンキングの会場。多分満席

ライオンキングは、オーケストラの指揮者の頭が少しかぶり、見にくかったが、楽譜が見えたので、曲名を知る事ができた。（もちろん曲名は覚えていないが...) オケの人は、リラックスした雰囲気で、休み時間はポテトチップスを食べたり、コーヒー飲んだり、普通にしてたのが印象的だった。隣の席の女性は、キーボードプレイヤーから、ポテトチップスをもらい、お返しにパンみたい物をあげていたのには笑ってしまった。
 　私は、キーボードがポテトチップスの油でべとべとにならないか気が気でなかった。(^_^;A

　ライオンキングは初めてみたが、動物達の衣装が華やかで、唄もすごくとても良く、楽しいミュージカルだった。もう少し英語がわかる様になったらもう一度観てみたい。

マンマミーアも、楽しいミュージカルだった。ABBAの名曲で作られたミュージカルだが、アンコールまであり、フィナーレはまるでコンサートの様であった。
　前に座っていた体の大きな男性と、70は超えていると思われるおばあちゃんもノリノリで立ってダンスしているのは良かったが、男性の腰パンがずり落ちて、パンツが丸出しになっていたのには閉口した。彼にはもっと奇麗なパンツをはいてくる様に注意したい。


　終わったあと、なにげに、劇場の裏にまわったら主役のドナ（だったかな）やその他のキャストの人が出て来て、一緒に写真が撮れたのはいい思い出になった。

マンマミーアの主役のドナの昔の恋人の一人役の男性。

マンマミーアの娘ソフィー役の女性。

マンマミーアの主役のドナ役の女性。気軽に写真撮影に応じていた。

主役のドナはステージでみるといいおばちゃんって感じだったが、実は若くて可愛らしい女性だった。それだけ演技がうまいのかもしれない。

　イギリスの劇場は、劇場内での飲み食いが許されており、隣ではポップコーンをバリバリ食べながらみていたり、休憩時間には、アイスクリームを劇場内で売ってたりして、列をなしてみんな買っていたりした。
　終わった後は床にはたくさんのアイスクリームとポップコーンのゴミが散乱していたが、映画を見る感覚でみんなミュージカルを楽しんでいるようだった。

ロンドンの次はフランスパリである。パリまではユーロスターを使って行こうと思っていたが、チケットが高いので、バスで行く事にした。

赤い電話ボックス。中の電話は使えるのだろうか？

デパートのマネキンだが、微妙な表情だったので撮ってみた。

大英博物館の入り口。なかなかおしゃれな建物だった。

大英博物館一番気に入った展示物。名前は忘れたが、スリランカの女性の仏像。

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さようならアメリカ（総括）

　アメリカは結局、合計ひと月ちょっといた事になる。この間に、フロリダ、オーランド、ロサンゼルス、サンフランシスコ、グランドサークル、ラスベガス、シカゴ、ニューヨークとかなりたくさんのところを見て回った。



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　アメリカの素晴らしい点は、エンターテイメントだ。ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、ブロードウエイのミュージカル等を体験したが、それはそれは素晴らしかった、また、グランドサークルの自然もまた、私たちを魅了してくれた。

　グランドキャニオンでは、真っ暗になるまで写真を取り続けた。月明かりに照らし出されたキャニオンと、星の神秘的な写真を撮ることができた。

　他の地域で同じ様に撮ろうとしてみたが、空は晴れてているのにかかわらず、星がみえず、やっぱりグランドキャニオンでしか撮れない物だと思った。

　夜の写真をもっと撮りたかったが、さすがに運転が疲れて、夜中に活動できなかったのが残念である。もっと、日程を取っておくべきだったと反省している。

　いままでいろんなところを見て来たがここは日本でいったら何処何処に似ているというものが多かったが、グランドサークルと似たところは日本にはないと思った。

　ロサンゼルスは、ちょっと期待はずれな感じがした。どことなく、街がすすけていてハリウッドなんかも、意外と華やかな感じはしなかった。

　サンフランシスコは坂がたくさんある街、坂の有る街には情緒があると思っていたが、やはりサンフランシスには情緒を感じた。

サンフランシスコの街

フィッシャーマンズワーフで食べたカニは美味しかったし、ゴールデンゲートブリッジは大きく奇麗だった。サンフランシスコならちょっと住んでみてもいいかなと思った。

ゴールデンゲートブリッジ

ラスベガスは面白い街だ。街全体がハリボテ感に満ちあふれており、うさんくさい感じがする。ただ、ラスベガスの滞在時間は短く、十分に堪能できなかったのが残念だ。

ラスベガスのニューヨークのハリボテ。ジェットコースターなかなか恐かった

　シカゴは、航空券の都合上、で行く事になった街。何の興味もなかった。しかしながら、ビルディングが美しい街だった。シアーズタワーのアクリルの床は高所恐怖症の自分には、本当に恐かった。また、五大湖に面しており、初めて見る五大湖は大きくて、海のようだが波がなくて不思議な感じがした。

こうしてみると対した事はないが、抜群の恐さのシアーズタワーのアクリル床

　ここも滞在自体が短く、ブルース等も聴いてみたかったが、かなわず残念だった。

　そしてニューヨーク。本当にエキサイティングな街だった。ニューヨークではミュージカルを見ようと決めていた。観たのは「シカゴ」と、「オペラ座の怪人」。両方とも映画や、劇団四季のステージを見た事が有るのだが、やはり本場のものはよかった。

シカゴの劇場

　特に「オペラ座の怪人」はよかった。また聴きにいきたい。夜のタイムズスクエアーは人があふれ、ミュージカルを観た後なかなか宿に帰りたいという気分にはさせてくれない。

オペラ座の怪人のポスターの前で。

　7月4日は独立記念日、花火大会を観た。4万発の花火が25分で打ち上げられた。一つ一つの花火の美しさは日本の花火大会の方が良いと思ったが、ニューヨークの花火は豪快さが売りだろうと思った。

　本当にこういったところは素晴らしかったが一方で、えーという面も多々ある。

　一つは浮浪者の問題。世界中どの都市でも浮浪者はたくさんいるが、アメリカの浮浪者はアクティブである。積極的に話しかけて来て、チップを要求する。または、電車の中で、いかに自分が、不幸であるかをアピールして、お金を得ようとしていて、正直恐かった。

　こういった人達は、そのモチベーションと話術が有れば働けるのではないかと思った。一方で壊れた人達もたくさん見かけた。夜、道を歩いているとこういった人達から声をかけられたり、後を付けられたりと本当に恐い思いもした。

　サンフランシスコで泊まったホステルでは夜中、チェックインして来た人が妻のベッドの上に寝ていたが、浮浪者だと思った。おそらく、客の誰かがホステルに入って来た時に中に入り込み、空いているベッドを見つけ寝て行ったのだと思う。

　また、交通等の公共サービスは、分かりにくく、良くないと思った。駅には係員がおらず、カードの自販機はお金だけくわえこみ、カードを出してくれなかったりしても返金してもらえなかったり、アメリカンエアーの客室乗務員の態度といったら本当に酷い物だった。

　でも一般のアメリカ人は本当に親切だった。困っていると，すぐに声をかけてくれて、アドバイスしてくれる。
　おそらく公共サービスが腐っているのでお互いみんな助け合っているんだろう。

　今まで行った国の中でアメリカが最も変な国だっと思う。

　日本は、アメリカに追従しているところが多いが、うっかりすると、悪い所まで、輸入してしまう事になる。良いところだけを見習うようにしてもらいたいなあと思ったのが、正直な感想である。


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ユニバーサルスタジオ

　朝、ユニバーサルスタジオのシャトルバス乗り場で8:15に徳ちゃんと待ち合わせをしたが、なかなか来ない。8:30になっても来ないので、探しにいったら、全然別の場所にいた。

　乗り場を間違えて、別のバス停で待っていたようだ。彼も意外と彼も抜けている。（笑）

ユニバーサルスタジオの入り口

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　シャトルバスに乗り、ユニバーサルスタジオに行くと、まだ開園前だが、待っている人も少なく感じた。

シャトルバス

ようやく開場して、我々が向かったのは、スタジオツアーというアトラクション。
これは、映画の撮影セットを車で廻るのだが、途中、キングコングの3D映像を見たり、サイコの演技を見たりする。キングコングの3D画像は迫力満点だった。キングコングが車の上を踏み越えて行くシーンは車の振動もしっかりシンクロしていてリアルだった。

このあとお約束でガバッとジョーズが出てくる

このスタジオツアーの入り口に、マリリンモンローの偽物がいて、一緒に写真撮影ができるので、くまモンを偽マリリンに渡したら、喜んでポーズを取ってくれた。

ありがとう！！　偽マリリン。

くまモンとマリリン

マリリンは偽物とはいえ、甘い声で、セクシーで、一緒に写真を撮ったら年甲斐もなく自分も緊張してしまった。（笑）でも、写真をみたら意外におばさんぽかった。

　そのあと、ローアーのジェラシックパークのほうに向かい、ディズニーでいえばスプラッシュマウンテンのようなボートで廻るアトラクション、ダイナソーだったっけ？に行ったが、すぶ濡れになった。

ユニバーサルスタジオは、水が好きみたい。殆どのアトラクションで水をかけられる。
キングコングではよだれを掛けられちょっと気持ち悪かった。カリフォルニアの気候が感想していて、すぐに乾くので濡れ手もどうってことはない。

　アフリカの格好をした、足長女と男がいたので、くまモンと一緒に写真を撮ろうと、足長女にくまモンを渡したら、誘拐されてしまった。

このあとくまモンは誘拐された。

　朝は、人が少ないなと思ったが、午後になるとかなりの人で溢れていたが、アトラクションはあまり待つ事がなく、スムーズにいろんな物を観る事ができた。

ウオーターワールドのショー。あまり前に座ると水をかけられびしょ濡れになる

ウオーターワールドのショー

おそらく、すべてのアトラクションを廻ったのではないかと思う。

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ロサンゼルス

　ロサンゼルのダウンタウンを少し歩いてみたが、あんまり面白くない。人通りもあまり多くなく、お店等も少なく、すでに終わった街のような感じだ。歩いた場所が違うのだろうか？？

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　日本でも、昔ながらの商店街（ダウンタウン）は寂れて、郊外のショッピングセンターア等がにぎわいを見せているが、アメリカでもおなじなんだろうなと思った。

　ダウンタウンはつまらないので、ハリウッドへ行く事にした。地下鉄レッドラインのハリウッドハイランド駅で降り、地上にあがり少し歩くと、チャイニーズシアターがある。

有名なハリウッドの看板が見える

このチャイニーズシアターの前には、有名なハリウッド俳優や女優の手形や足形があり、観光客でごった返している。

ウイルスミスの足形。　くまモンとはずいぶん違う。

　この通りにはダースベーダーや、スーパーマン、ミッキーマウス等の格好をした人達がうろうろしており、観光客に写真を撮らせ、チップをもらっている。

ダーズベーダー

中にはセーラームーンもいる。

　でもこれらはみんな偽物だ。なんだか顏がみんな変だ。かわいくない。

　駅の前には、マリリンモンローのマネキンが置いてある。これが妙に色っぽくセクシーであり、観光客が、写真を撮っている。これはチップの必要はなかった。

　私ももちろんマリリンと写真を撮った。くまモンぜひ一緒にと思い、折角ならと、マリリンの胸の谷間にくまモンを置こうとしたら、係員に怒られた。

マリリンモンローのマネキン　リアルです

　マリリンの写真を撮っていると、偽スーパーマンみたいなのがやって来て、無料だから写真を撮らないかと妻に言っている。

　妻は無料だってよーといって喜んで写真を撮ったら、ミッキーマウスまでやって来て写真に写ったのだが、そのあとチップくれという。

　フリーだと言ったじゃないかというと、フリーというのは、金額は決まっていないと言う意味で、チップとは別だという。

　しかも10ドルよこせという。　10ドルなんてやれる分けない。スーパーマンとミッキーマウスに1ドルずつ渡そうとしたらスーパーマンが2ドルとってしまった。

　正義の味方のはずが、悪いやつだ。

　このミッキーマウス（ミニーマウス？）も、かわいくなく、悪そうな顏をしている。

悪顔のミニーマウス。腹でてるし

　性格は顏に出るもんだ。

　あと8ドルよこせというので、チップの額はお前が決めるなと言って逃げた。

　お金を出したら、目の色を変えた偽スーパーマンの悪顏が忘れられない。

　このチャイニーズシアターのインフォメーションで、ユニバーサルスタジオのチケットを買うと安くなるので、チケットを購入した。確か85ドルが79ドルだったと思う。

　その後、ぶらぶらして、蝋人形館によってみたが、底には、蝋人形館とユニバーサルスタジオのコンボのチケットが24.5ドルと書いてあった。さっきの購入したチケットで、蝋人形館も入れないか聞いてみたがヤッパリ駄目だった。

ジョニーデップのマネキン

ハリウッドは、その他特に何かあるわけではなく、つまらないのでロデオドライブに行ってみたが。バス停までかなりの距離をあるき、バスに乗って行ったが、確かにきれいな街で高級ブティックが建ち並んでいるが、とくに興味を引かれる店もなく、バスに乗り、中華街へと行くが、中華街も面白い物はなく、ただ通り過ぎて、リトル東京へ。

ビバリーヒルズ

ロデオドライブ

確か一億円と言っていたようなきがする。

ここで、焼き肉屋を発見した。しかもハッピーアワーで，生ビール99セント。

　ところが、ハッピーアワーの時間は7:30まで。入店時間は7:20あわてて、ビール一人あたま3杯と肉を、大量に頼んでしまった。　

　久しぶりの焼き肉、タン、ミノ、ロースどれも美味しかった。　ちょっと頼みすぎて、食えないかと思ったが、なんとか完食。　料金は一人20ドルくらい。　我々にとって一食20ドルは高いが、日本ではなかなかこの値段では食べれない。

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ニューヨークでゴスペル

　ニューヨークにやって来た。どこかいい観光スポットはないかと思い、宿に泊まっていて、もう十分にニューヨークを堪能して、日本に帰るという学生に何処がおすすめか聞いてみたところ、ゴスペルがよかったという。そうか、それじゃ俺もと思い、行ってみた。


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　学生は、タイムズスクエアーの教会に行ってきたと言う事だったが、そのあたりの教会でもやっているという。

　我々の宿は、スパニッシュハーレムの近くにあるのでその近くにある教会に行ってみた。教会に行くと、おしゃれな格好をしたおじさんが、ゴスペル聞きに来たのかと聞くのでそうだというと、ここに並んでいなさいと言われたので、並んで待っていたら、おしゃれな格好をしたおしゃれ軍団が続々と中に入って行く。

　一応、気にして、長ズボンと、靴を履いて来たのだが、襟付きシャツはもっていないので、Tシャツ姿の我々は、ちょっと気後れしてしまったが、観光客らしき人達がまた、続々とやって来て、我々の後に並ぶ。かれらは我々以上にラフな格好なので、ちょっとほっとした。

　どうやら、観光のツアーにも組み込まれているようだ。団体客もやってきておしゃれな格好をした呼び込みのおじさんと写真を撮っている。

　そうこうしていると、高そうなBMWが一台やって来て教会の前の道に路駐して派手な格好をした黒人の女性が降りて来た。

　呼び込みのおじさんが我々に、シスターだと紹介した。シスターの割には格好が派手だなと思ったが、なんとなくインチキ臭いオーラを感じた。


　中に入る前、「一人あたり10ドルの寄付をお願いしています」とおしゃれおじさんが言う。あれ？無料じゃないんだ？10ドルは高いなあと思いながら、3人分の30ドルを、渡すと、おしゃれおじさんは、鋭い目でお金を確認し、他の2人に、お前達はという表情をしたので、ひとりで30ドル寄付したと思われたのではないかと思ったので、この30ドルは3人分だというと少しがっかりしたような顏で中に入っていいよと言った。

　教会のくせに、お金には細かいなと思いながら中に入った。

　中に入ると、パイプオルガンが置かれており、席は、ほぼ観光客で一杯。

あれ？信者の人は？と思っていると、いきなり、黒人のおっちゃんが歌い始めた。

　なかなか迫力がある。そうこうしていると、おしゃれ軍団が入って来て、踊り始める。


　一番前のステージにバンドがいて、一応生演奏で歌っている。3曲目あたりから、おしゃれ軍団もステージにあがりみんなで大合唱しているが、なんだか変だ。

　何が変かというと下手だ。ハモリが不協和音となっており、聞くに耐えられない。

　どうやら、おしゃれ軍団は歌が下手なようだ。

　音だけがでかく、うるさい。

　シスターは一番前の席で、iPADを見て遊んでいる。

iPADをするシスター

　あれ？シスターじゃないんだっけ？と思っていると、歌が、終わり、その女性がステージに上がりマイクで何やら叫び始めた。そうするとおしゃれ軍団はあ、両手を上に揚げて、何か叫び始めた。

　我々には何を言っているのか分からないが、一番前にいたおしゃれ男性は、協会内を走り回り、天をあおぎ何やら叫んだかと思うと、涙を流し始めた。一人の若いおしゃれ黒人女性も叫びながら、飛び跳ね始めたと思ったら、そのまま、客席に飛び込み倒れ込んでしまい、騒然となったが、特に怪我等はなさそうだった。

はたして、教会でこんなに騒いでいいのだろうか等と思ってしまった。

　シスターはずっと何やら叫び続けている。正直言って、観光客の大半は引いていた。

　これはもはやカルト以外の何者でもない。10数年前のオーム事件を思い出してしまった。

　これは、観光客にゴスペルを見せて金儲けをしている教会だな私は理解した。
　（違うとは思いますが、私が観た感想そのまま書いています。）



　やっぱり今見て来たのはインチキ臭い感じがしたので、午後3時から、中心部にある別の教会でもゴスペルをやるというので、行ってみた。

　会場に入ると、そこは劇場の様になっていて、ステージの上には大きなディスプレーが置かれている。

　会場のど真ん中のいい席を陣取って、開始を待つ。

　時間になると、いきなり歌が始まった。ディスプレーには、歌詞が出てくるので、適当に自分も歌ってみたりして、上手く歌えると結構気分がよい。

　ステージには20人くらいの人があがっており、真ん中に一人の女性が、歌を先導しているようだった。

上のディスプレーには、字幕もでる。

　歌は、軽快でポップ的な感じで聞いていて悪くはないが、長い。1曲10分くらいあった様に思える。長い曲を2〜3曲歌うと、その後、後ろに並んでいた女性が一人前にでてきて、ソロで歌い、その後に男性がソロで歌った。

　歌が終わると、神父らしき人がでてきて、ジョークでみんなを笑わせ、壇上に上がっているゲストらしき人を、紹介して、何人かが軽く挨拶程度の事を言っていた。


　その後、50歳前後の女性が、スピーチを行ったのだが、これが、長い。正直言って、何を言っているのか全く分からないが力の入った声で「You are chosen」という言葉を連発している。

　この口調は、ヒラリー夫人張りの選挙演説のようだった。正直言って、何言っているか分からないし、この声が高圧的で嫌な感じがしたので、帰りたくなったが真ん中の席にいるので、出るに出られない。

　この嫌な感じに、体が拒否反応を示し、寝てしまった。実は一緒に行った3人とも寝てしまっていた。

　この教会では特に強制的な寄付はなく、任意のバケツが廻って来たが、周りの人は入れていなかったので、特に寄付はしなかった。

　特に観光客向けのパフォーマンスではないようだ。

　この最後の演説は、何の演説かは分からなかったが、このしゃべり口調からして、実は政治がらみの演説だったりして、日本で言えば創価学会の集会に近い物かもしれないなどと思ったが、真偽はわからない。（たぶん違いまーす）

　今回2、つの教会で、ゴスペルを体験したが、歌うことは、楽しいことだが、ヤッパリ私には宗教は合わない。背筋がモゾモゾと拒否反応を示したがいい経験だった。しかしながら、おそらく今後はゴスペルには行くことはないだろう。

　
　ゴスペルに行きたい人への私からのアドバイスとしては、通路に近い席に座る事をおすすめする。やばい時にすぐ退席できるからだ。



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