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2013年12月12日木曜日

ペトラ遺跡 


 ペトラには朝6時半アンマン発のジェットバスで移動した。ジェットバスなんて大げさな名前だが普通のバスだ。チケットは予約が必要だったので、宿のオヤジが車で前日オフィスまで連れて行ってくれて購入した。アンマンの宿のオヤジはとても親切だった。

10時過ぎペトラに到着。バス停はペトラ遺跡の入り口の隣。
ペトラ遺跡の入り口
ホテルまでは歩いて15分くらいの所だが、あいにくの急な上り坂。荷物を抱えてはキツいのでタクシーを使用。

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 タクシーの車窓からは、皮を剥いだ羊がぶら下がっていたり、牛の生首が飾られている肉屋などが見えたりして、ちょっと気持ち悪い。

 ホテルはガイドブックに載っているペトラゲートホテルという宿にしたのだが、屋上からの眺めが良かった。

 早速ペトラ観光へ出かける。ペトラ遺跡の入場料はべらぼうに高い。1日券50JD、2日券55JD、3日券60JD。1日券でなんと7000円!!!。少しなめている値段だ。外国人からがっぽりお金をふんだくってやろうという意図がはっきり伝わってくる。

 ペトラ遺跡は広大だ。入場口から何もない広めの道を15分程歩くと、大きな岩の裂け目シークが見えてくる。
こんな馬車でも行ける

 シークの入り口には古代ローマの戦士の格好をした人が立っており、一緒に記念撮影が出来る。チップがいるだろうと思っていたが、必要ないというので、記念撮影をしておいた。
シークの入り口
このシークは高さ数十mの巨大な岩の裂け目で、アメリカのグランドサークルで見たアンテロープキャニオンに似ているが、アンテロープキャニオンより、大きく大造りな印象だ。

シークの中で見つけた猫。くまモンをみせたらうれしそうな顏をした。

シークだモン
その裂け目を15分くらい歩いて行くと有名なエルハズネの宝物殿が突如現れる。
暗いシークからみるエルハズネは最初は明るすぎてまぶしく良く分からないが、眼が慣れると巨大な神殿に圧倒される。この現れ方がとてもドラマチックだ。

シークの切れ目からエルハズネが見えてきた

 ここまでは、最低30分以上歩く事になる。
ロバは至る所に
ここまでは、ロバや、馬車ラクダ等に乗ってやってくる事も出来るが、結構なお値段なようだ。我々は数々の誘惑をかわし、自分の足でやって来た。
説明を追加
岩を掘って作った宝物殿の大きさと奇麗さに我々は唖然となる。流石は、インディーズのロケをやった事だけの事はあると軽く唸る。
ラクダがスタンバイ
ホテルでお弁当を作ってもらってたので、それを宝物殿を見ながら食べる事にした。お弁当は、キュウリ1本、トマト1個、ゆで卵1個にアラビアパン、チーズ、あとお菓子少々といったもので、特に料理された物は、ゆで卵程度で、たいした物ではない。これで5JDは高いぞーとつぶやきながら食べる。

 宝物殿の前には、ラクダが座り、客待ちをしている。他にも馬車やロバも多数客待ちしており、馬糞、ロバ糞とラク糞の匂いが入り交じり、多分、当時の雰囲気を醸し出している。

お疲れモードのラクダさん

 宝物殿の中は,入る事が出来なかったので、先に進む。

 この日は、サンセットポイントまで目指して行く事にした。
 歩いているとロバに乗らないかとロバマンが声をかけてくる。ロバに乗ったことはないが、ロバに乗ると写真が撮れないから乗らない事にしているので、断る。

ロバのおしっこはアラビア文字だ

 今度はラクダマンがラクダに乗らないかと声をかけてくる。ラクダはラクダーと声をかけられるが、ラクダは楽じゃないということをモロッコで経験済みだ。

今度は、馬車マンが馬車に乗らないかと声をかけてくる。馬車はスピードが速いがこのがたがた道で乗り心地が悪そうだからと断る。

数mおきにやってくるお誘いは、かなり鬱陶しい。

 途中で寺院跡を見たりしながら、モナストリーを目指す。子供達が寄ってきて絵はがきをフリーだと言って手渡してくれたが、こいつらそのかわり何かくれといってうるさい。

子供達にくまモンを見せると大喜びだったが、取られはしないかハラハラした。一緒に行ったYさんは、顏に撒いていた布を奪い取られてしまった。

よけいな物は、もらわない方が良い。後が面倒になる。

 キツい階段を上ると、そこには広場があった。振り返るとそこにはきれいな神殿モナストリーがあった。夕陽に染まりオレンジ色になっている。




 さらにビューポイントに登る。ビューポイントにはベトウィンのオジさんが2人いた。
自分が登ると、オジさんはお茶はどうだ1杯1JDだと言った。いらないと答えて,写真を撮っているとようやく、妻とYさんが登って来た。

 オジさんは、すぐにお茶を注ぎ、フリーだと言って2人に振る舞う。俺のときは1JDと言ったくせにと思っていたら俺にも無料で分けてくれたが、オジさん達女性はには甘い。お茶はショウガ茶のような味がしたが、ちょっと甘すぎた。


 オジさんは若いYさんが気に入ったらしく隣に座らせ、ビワのような楽器をならし歌いはじめた。自分が作った曲で「タイトルは、ハッピーアイミスユーだ。」とオジさんは言った。

 なんだそのタイトルは?と俺は吹き出してしまった。隣にいたフランス人のオジさんも苦笑していた。

 日が沈むと暗い道を帰るのは危険だ。急いで歩いていたら、妻とYさんとの距離が離れてしまったので待っていると、「キャー」というYさんの叫び声。

 戻ってみると、Yさんはロバに乗って降りて来た。ガイドブックによるとロバは結構高い。ところが、10分無料ということで、乗せてもらったという。さっきの叫び声はロバに乗った時の叫び声だった。

 我々が先に歩くとロバは遅い。かなり距離が離れてしまった。暗い中でロバマンと二人はヤバいだろうと思い、早く来いと言うと、今度は早すぎて、我々が追いつかない。

 早すぎると文句を言うと、「遅いと言ったり速いと言ったりどっちだ」とロバマンは怒りだす。

 ロバマンはパイレーツオブカリビアンのジョニーデップ扮するジャックスパロー似だった。似ているからといって別にかっこいい訳ではない。怪しさ満点だ。

写真撮ると違う感じもするがジャックスパロー似

 ジャックスパロー似は、Yさんと2人きりになり、口説きたいのが見え見えだった。結局、出口まで無料でロバに乗せて来てもらったが、次の日、デートしようとしきりに誘っている。12時に待っているから、来てくれといわれ、彼女は、返事をあいまいにしたまま帰って来た。

 自分はオジさんだし、嫁も一緒だし、こんな感じで口説かれる事なんかないので、女子一人旅はなかなか大変である。

 我々は、次の日は当然行かないだろうと思っていたら、悪いから行くといって、別行動する事になった。

 我らが11時に入り口に入ると、彼は、10時からそこで待っていた。(爆)
 結局2時間も彼は待っていたようだ。

 自分たちはペトラのエルハズネの先から左に登り、犠牲祭壇や、ライオンのモニュメント等を見学して帰って来た。

犠牲祭壇ではくまモンが生け贄に。。
ライオンのモニュメントらしいがよくわからなかった





 夕方そろそろ帰ろうかと思っていたら、Yさんとジャックスパロー似に遭った。

 夕方、彼の知り合いのベトウィンの洞窟の家でご飯を食べてそこに泊まらないかと誘われていて、行きたいと彼女は言う。

 泊まるのは危ないからやめたほうがいいぞと言ってみたが、行きたそうなので、とりあえず我々も一緒に夜ご飯を食べて、一緒に帰る事にした。

 先ずはベトウィンタウンの家に行きそこで、フランス人女性2人と合流。ジャックスパロー似の弟夫妻(奥さんはベルギー人)とおそらく彼のオジさんの合計8人で、車で、ダートを走り、ケーブハウスに到着。家の周りは何もないところで、自力で帰るのは不可能な場所だった。
この車でベトウィンのケーブハウスへ
ケーブハウス

 ベトウィン達は早速料理に取りかかり1時間くらいで出来上がった。食事は白いご飯にトマトや茄子やジャガイモやミンチ肉等を一緒にいれて似て、香辛料を加えたカレーのようなものだった。


とても美味しかった。特にご飯が、若干違う物の、日本の白飯を思い出させてくれた。

ベトウィンライス

くまモンも仲間に入れてもらった

 ベトウィンの家は、電気も水道もなく、おそらくトイレもなかった。外は寒いが、薪のストーブがあり、それとガスのコンロで調理をしており家の中は暖かかった。



 食事も済み、帰ろうとしたがYさんは、ここに泊まると言い出した。しかしながら、ロバマンはYさんの横から片時も離れず、じっと見つめている。これはヤバいなあと思ったが、別に、自分たちにどうこう言う権限もないし、フランス人女性2人も一緒なので、問題ないだろうと思い、自分たちだけ、宿に帰った。


 翌日は8時に宿まで送ってくることが約束だった。また、次の日はワディーアラバという砂漠に連れて行ってもらい、キャンプをする約束をして、デポジットとして、60JD払っていたので、そのピックアップを10時にお願いしておいた。


 次の日、8時になっても10時になっても帰ってこない。宿のオジさんに、昨夜ベトウィンの家に泊まって帰ってこないというと、オジさんは顏をしかめ、自分たちはベトウィンは信用していない。観光客との間でよく問題を起こすんだという。

 どうやらアラブ人とベトウィン人は仲が悪いらしい。

 宿のオジさんは、彼らの目的はSEXだけだと言い切る。

 まあ、その辺りは別に保護者じゃないので、どうでも良いが、フランス人女性が先に帰ってしまっていたらと思うと何か事件にでもなっていなければと心配した。

 結局、10時半過ぎに無事帰って来たが、遅れた理由は彼らが朝起きれなかったからだそうだ。8時に戻すという約束を守らなかったのと、ワディーアラバは調べた所たいした事なさそうだったので、その日のワディーアラバでのキャンプはキャンセルした。

 前日、彼女は、ジャックスパロー似にお昼に彼の家に行こうと誘われ、断ったらしいのだが、前日のロバ代のことをぐちょぐちょ言われたので、彼にいくらか払っており、結局我々は、キャンセル料も含めて彼らにかなりの額を払った事になり、かなり高くついた。

 我々はモロッコでタンネリのガイドに「モロッコに無料は無い」と言われた言葉を思い出した。ペトラにも無料は無かった。(オジさんのお茶が無料だったけど)

なんだか、悪い後味を残して我々はペトラを去り、ワディーラムという砂漠を目指した。
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2013年12月9日月曜日

死海でプカプカ ヨルダン アンマン


 イスタンブールからアンマンまで、ロイヤルヨルダン航空で飛んで来た。機体はA319で足下が異常に狭い。2時間くらいのフライトだったが、最近、LCCばかり使っていたので久々の機内食にありついた。

 機内食は、ビーフのシチューのような物がご飯にかかっており、それに野菜サラダと、デザート。なかなか美味しかった。こんなに美味しい機内食は久しぶりだった。流石はロイヤルが付く航空会社だと軽く唸っておいた。
機内食
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 アンマンの空港は新しくきれいだった。黄色いバスに乗って市内に向かう。


子の黄色いバスで移動
7サークルという所で降りるとさっそくタクシーの運転手がやってきた。市内まで7JDだという。7は高い、5はどうだと言ってみたダメだという運転手に5しか払わないからねと言いタクシーに乗った。あとでガイドブックで見たら2とか3とかが妥当な所だったらしい。

 オーストラリアのエアーズロックで会って、イスタンブールで再会したyukaちゃんとホテルで待ち合わせしていた。彼女は、深夜の到着でなので我々が先にチェックイン。

 トルワダホテルというホテルだったが、ダブルで8.1JD 2200円くらい。到着するとお腹の大きなオヤジが、まあウエルカムドリンクを飲んでと、ビールジョッキ一杯のフルーツジュースを持って来た。いろんなフルーツが、トッピングで上に乗っている。

 このジュースはホテルの前の店からのデリバリーで、1杯1JD。約140円だ。ホテル代が1人8.1JDなので、実は宿代の2割以上もするなかなかのサービスだ。

 我々は、このジュースが気に入り、1日2〜3回このジュース屋に通う事になってしまった。これも実は作戦か?
 yukaちゃんと合流してとりあえず死海へいくことに。宿のツアーはタクシーをチャータすれば60JD。流しのタクシーを捕まえてみたが、やはり60という。値切って55にしてもらってスタート。途中いくつかのポイントに連れて行ってもらっていよいよ死海へ。
このタクシーで死海へ

ヨルダンでもキリスト教の教会があり、きれいなモザイクの絵が残されている



途中に寄った展望所
タクシーのドライバーは最近出来たビーチが入場料25JDであるからそっちに行かないかと言ったが25JDは高い20JD(それでも高いが)の古いビーチに連れて行ってもらった。

死海のビーチにあるプール。子供達が大はしゃぎ
死海
ここは、プールがありその下に、死海のビーチがある。

イスラムのスイミングウエア。絶対に世界記録は出ないだろう。

イスラム教徒もこの格好で浮く

 水着に着替え、ビーチに行く妻は大きめのビキニ、yukaちゃんは若いので小さいビキニで登場。

 イスラム圏の女性は、殆ど肌を露出しない、さすがに顏は出すが、髪の毛も出さない。タレントの真鍋かをりは、イスラム圏で女性が髪の毛を出すのは、下の毛を出しているのと同じだと、ラジオで言ってたのだが、イスラム圏のここでその水着はちょっと。。と思ってしまった。

 彼女らのビキニ姿に、タクシードライバーは大喜びで俺のカメラを取り上げ、写真を撮りまくる。
死海の泥を塗るとお肌がつるつるになる

 ドライバーは、モーリシャスからきたという女の子を口説き始め、盛んに写真を撮っており、カメラ取られないか心配になった。

 死海の水は塩分濃度30%以上だそうだ。水につかり体を横にするとぽっかり浮いた。
ウエットスーツを着て海に浮いているのと同じ感覚で別に自分的にはあまり違和感はなかった。

とりあえず3人で浮いてみた。
くまモンも浮いてみた。
海の水は粘度が高く、塩が結晶になってザラザラした感じがした。しばしプカプカと水に浮いていたが、だんだん首が痛くなって来て、バランスを崩して1回転してしまった。

 水が目に入った。これは強烈に痛い。それと口の周りのひげ剃り後にしみて、顏が痛くなってしまった。

 よく肛門が痛くなるとか傷口にしみるというが、そんなことはなかった。ただ目だけは要注意だ。
この人達は何処からか真っ黒い泥を持って来て塗り塗りしていた
ドライバはメチャハイテンションで写真を撮りまくっており、ようやくカメラを返してもらったが、100枚くらい撮ったぞ、心配するな俺はプロフェッショナルだと自信満々に言うが、そのカメラの構え方をみたら美味いかヘタはわかる。ドライバがとった写真はなんだか変な物ばかりだった。(爆)
ハイテンションなドライバーと
アンマンの街が近くなってくると、ドライバーはどんだけ自分がサービスしたかをもうアピール。要はチップをくれということだ。

 約束は55だったが、60を渡すと、不満そうな顏。55がタクシー代で、5がチップだと言ってそのまま降りて来た。結局60ということになってしまった。値切ったのが水の泡に。。。

 翌日は、アンマン市内を徒歩で観光。特に見る物はなさそうだったが、ローマンシアターという円形劇場を見学。

ローマンシアターの上から見た風景
いままで見て来たいろんな劇場とさほど変わらないが、ここには隣に本当に小さな劇場があり、そちらは復元したのかかなりきれいで、今でも仕えそうな感じではあった。


小さいシアター

 次にアンマン城、坂を上りようやく入り口にたどり着く。
アンマン城

アンマン城
お城跡と言っても一部柱が残されているだけであったが、ここからはアンマンの景色がとてもよかった。
アンマン城

アンマン城からもローマンシアターが見える
人口が何人いるのかは知らないが、丘の斜面にはびっしりと少しよごれて茶色くなりかけの白い家がビッシリと立てられており、そこそこの人口がいるのだなと言う事が分かった。
アンマン城から見えるアンマン市内。一体何人済んでいるのだろう?
博物館もありそこからの出土品がたくさん展示されており、かなり古いものもたくさんあり古くから栄えていた事が分かった。

アンマンでの食事は宿のとなりのローカル食堂、オムレツの朝ご飯をたのむと、チャイとサラダとパンつきで一人1JD。夜も別のローカルレストランでひよこ豆をすりつぶしたような物と豆のフライとサラダでおなか一杯食べて一人1JDととても安かった。





朝食のオムレツ。1JD(140円)

それから,お菓子屋さんも美味しくて、ごま味のクッキー試食したがとても美味しかったので、移動時のおやつに買い込み、次の目的地ペトラへと向かった。

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