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2013年2月12日火曜日

1月27日 カルバリ〜サバンテス


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1月27日
 宿のオヤジの勧める通り、朝6時にThe LOOP とZ-BANDという所に向かう。気温は21℃まだ涼しい時間帯だ。カルバリの街から、約10km来た道を戻って左折するが、ここからダート道を約30km走る。ダートに入ると、車は小刻みに振動し、ハンドルは軽くなり、時折、轍にハンドルをとられ、車がふらつく。まるで雪道を運転しているようだ。かなり緊張する。周りには自分たち以外誰もいないため不安になる。

国立公園入り口のゲートで、野生のカンガルーがいた。一頭だけだったが、ようやく本当の野生のカンガルーに会えた。

 不安な気持ちを押さえながら約30kmを入ると三叉路があり、左がThe LOOPで右がZーBANDだ。先ずは、The LOOPから見ることにする。約7Km走ると駐車場があり、そこに車を止めて、遊歩道を700m歩いて行くことになる。遊歩道は、一周8kmもあるが、全部行ったら、暑さで死んでしまうので行くなと宿の主人に止められていたので、The LOOPまで歩くことにする。駐車場には3台車が止まっており、誰かいると思うと何故か安心する。

 THE LOOPまでは700m15分くらいで着いた。LOOPは、大きな岩に楕円の穴が空いた物で、長辺2.5m、短辺1.5m位のものだ。まあ予想した通り、LOOP自体はたいした物ではなかったが、そこから見る、渓谷は、ちょうどLOOPの前でヘアピンカーブを描き、まるで、モナコブランプリのコースの、ヘアピンカーブの様でもあり、雄大な景色を見ることができた。
THE LOOP  ただの穴の開いた岩

LOOP の前の川 ここでヘアピンカーブを描いて蛇行する。

 この辺りで、引き返してくる先客数人とすれ違った。気温も25〜6℃位で折角来たからもう少し進もうかと思ったが、この先歩いても、景色は対して変わらないだろうし、10時までに宿に戻ってチェックアウトしなければならないので、ここで引き返した。

 途中、川の対岸から、変な声がする。どうやら野生のヤギのようだった。自分たちも、大きな声で、「ヤッホー」と山の定番の叫び声をあげてみると、渓谷に声が響き渡り、とても気持ちがよい。妻より私の声の方が、低い分よく響いた感じがする。
 こんな自然の中で、大きな声を出したのは、子供の時以来だ。

 そそくさと、駐車場まで戻り、今度はZ-BANDまで行く。来た道を戻り、3三叉路を反対方向にすすんでいく。LOOPに行く途中でも野生のカンガルーを何頭か見たが、また、前方にカンガルーを見つけた。そっと車を近づけ、カメラをかまえ、フロントガラス越しに写真を撮る。なんと、レンズは10-24mmのワイドズームなので、車の車内まで写ってしまう。望遠ズームに変えるには時間がない。このカンガルーは親子連れて、子供のカンガルーは最初は離れたところにいたので、私たちが現れてあわてて母親の所まで駆け寄っていく。その姿はとてもかわいい。

 私は車を降りて写真を撮ろうかと思ったところで、親子のカンガルーは、茂みの中に消えて行った。
親子連れのカンガルー

 今まで死んだカンガルーしか見ていなかったので、野生のカンガルーに出会えて気持ちが充実した。写真はいまいち撮れなかったのは残念だけど。


 Z-BANDも遊歩道があり、展望台までは、600mある。更に2Kmの遊歩道もあるが、ここも展望台まで歩くことにする。パンフレットには、遊歩道を歩くと、息をのむような渓谷が見えると書いてあるが、あまり期待せずに歩くと、深い谷の底に水貯まりみたな渓谷が見えた。川の水は、流れておらず貯まっているようで息を呑むようなまではいかない。奇麗さで言えば宮崎の高千穂渓谷の方が奇麗だ。ただそのスケール感は大きい。オーストラリアの自然の魅力は、そのスケール感だ。そういった意味で素晴らしい渓谷だった。
Z-BAND
川はこの辺りでZ状におり曲がるので、Z-BANDという名前が付けられたというような説明が書かれているが、この展望台からはZの形はわからなかった。
Z-BAND
この見学をしていて、とにかく蠅の多さに悩まされた。車を降りた瞬間から、何十匹の蠅にまとわりつかれ大変だった。蠅が多いのはここばかりではなく、今まで行った何処でも蠅が多い。蠅よけのネットを買っておくべきだった。途中ですれ違った人達は、蠅よけネットのおかげで涼しげな顏をしている。

 本当言うと、遊歩道全部歩きたかったけど、とりあえず、名所が見られて、満足だった。宿には9:30に戻り、朝食をとり、チェックアウトを済ませ、ジュリアンベイに向けて出発した。


 途中BLUE HOLESという海水浴場に立ち寄ったが、ここは、ビーチの目の前にリーフがあり、リーフ内がタイドプールになっており、このタイドプールの中をみんな泳いでいる。砂が舞っていないので透明度がとてもよい。水の外からでもオヤビッチャや、カゴカキダイ等が泳いでいるのが見えた。雰囲気的には、天草の藻串の海水浴や、屋久島の湯泊の漁港の奥のタイドプールのようなイメージだ。ここで泳ぎたかったが、水中マスクがないので、泳いでも水中をみることができないので断念した。

タイドプールで泳げるBLUE HOLES
帰ろうとしたとき、オーストラリア人のおっちゃんが話しかけてきたので、世界一周の途中であることや、何処を廻って来たとか、聞かれることに答え、それから、この辺りの自然がいかに素晴らしいかとか、魚釣りをすればでっかいのが釣れるとか、crayfishというのがこの辺では名物だとか(知らなかったが伊勢エビのことをCRAYFISHというみたい)という話を聞いた。しかしこのおっちゃんよくしゃべる。15分位話し込んで、なかなか、切り上げる隙を与えてくれなかった。実は、こっちはおっちゃんの話半分も理解できていないんだけど。でも、こういったコミュニケーションが、旅の醍醐味かもしれない。
真ん中に立っているのが話しかけて来たおっちゃん
その後宿の主人に教えてもらった観光ポイントをいくつか周り、カルバリを後にする。

 ・RED BULF
   赤い岩でできた絶壁。この絶壁のちょっと北側に海水浴場があり、絶壁に誓い側の赤い岩場は釣り場になっているようだった。
RED BULF
・POT ALLEY
   鍋のふたのような形をした岩
POT ALLEY
海から突き出た岩に穴があいて、橋のようになっている岩
NATURAL BRIDGE
・ISLAND ROCK
   四角い岩が海から突き出ている。
ISLAND ROCK
どれも海から突き出た奇形の岩と言う感じでどこかで見かけたようなものだったが、さすがにオーストラリアで、スケールが大きい。

 今日は、ジェラルドンの南ジュリアンベイまで行く予定だったが、5時前にジュリアンベイに着いたが、ピナクルズを見学するのは夕方がいいという話を聞いており、そのままピナクルを見るために20km先のサバンテスまで行った。

 サバンテスでバックパッカーズを見つけ、部屋は空いているかと聞くと、ダブルの部屋が一つだけあいてて、130ドルねと言われた。いつもは一人30ドル前後の部屋に止まっているので、2倍以上である。他にあてもないので、しょうがなくそこに決めた。

 宿のおばちゃんがいうには、土曜日はオーストラリアデーで祝日だったが、明日月曜日が振替休日になるということで、宿は一杯だそうだ。明日はドミトリーは空いてるわよって言われた。

 さらに、今日は満月なので、ピナクルズに行くといいよ。とてもロマンティクよなんて教えてくれて、いきなり妻のやる気モードが高まってしまった。

 チェックインが5:30で、街のスーパーが6時までなので、今夜の買い物をそそくさと済ませて、ピナクルズまで行った。
 ピナクルズは、墓標みたいな石が無数に立ち並んでいるところで、中に入ると、車で廻る必要がある。所々広くなっているので、そこに車を止めて、歩いて廻る。その辺りを見終えると、また車で移動し適当なところで車を止めて歩いてみるといった感じだ。

 到着したときは、陽がずいぶん傾いており、ピナクルズの陰が長く伸び、赤い岩が、夕日で更に赤く染まり、奇麗だ。写真を撮りまくったが、夕日の高さを計算し損ねて、思っていたいたような写真が撮れず、残念だった。
俺の足は長い


 陽が沈み、暫くすると、満月が東の空から上って来て、月明かりと夕日で照らされる、ピナクルズは、またまた幻想的な物となった。

満月のピナクルズ


 帰りは、すでにあたりは真っ暗となった。夜は、カンガルーが車のライトをめがけて飛び出してくるので、夜の運転は危険である。あまりスピードを出さない様にして、帰って来た。




明日は、ジュリアンベイで、アシカと泳いでみたいと思っているが、ツアーが申し込めるかどうか明日にならないとわからない。


今日は、いろんな観光名所を見て回り充実した一日だった。

今日の走行距離 525km 最高気温39℃

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