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2013年9月7日土曜日

ウイーン 


 ウイーンには、orangewaysというバスで、ブダペストから3時間程かかってやってきた。
ブダペストのバスターミナルでorangewaysのプラットホームを聞くと、ここのターミナルではない別会社よと、インフォメーションのおばちゃんが素っ気ない態度をとった。

 場所は知らないと素っ気ない態度のおばちゃんに、言葉が分からないふりして、何処に有るんだとしつこく聞いたら、教えてくれた。

 orangewaysのバス停は、この立派なターミナルの道向かいにあり、バス停マークが有るだけの路線バススタイルのバス停で、日がさんさんと差しており陰もない。
オレンジウエイバス停
でもバスは立派なバスを期待していたが、トイレもない、長距離バスとしてはこの旅一番の、ボロさだ。しかしながら、車内のエアコンは程よく効き、汗まみれになったEurolinesのバスよりは快適だった。

 3時間程でウイーンに到着。バス停はヤッパリ道端。しかしながら、地下鉄の駅は近いので、地下鉄で、西駅まで行き、近くの宿に到着。

 西駅は新しく立派であった。いくつかのショップが入っており、フードコートもある。
夕食は、西駅のフードコートで摂った。タイ風エビチリと、野菜炒め見たい物と焼きそばとご飯。量もたくさんあり、まあ美味しかった。困ったときのアジア飯だ。
西駅 新しくてきれい。凝った造りだがお洒落さはない。
ウイーンでの観光はシェーンブル宮殿と、市内にある王宮を見学。オーストリアのハプスブルグ家と言えば、マリアテレジアしか知らなかったが、シェーンブル宮殿では皇帝フランツヨハネス1世とその妃であるエリザベートに関しての展示がおよび説明が多かった。

 エリザベートについては、実は、ミュージカルを日本で見た事があるのだが、当時エリザベート自体が何者か知らずに見ていたので、ストーリーを理解していなかったのだ。

 当時世界一美しいと言われたと呼ばれたエリザベートは、16歳で皇帝に一目惚れされ、嫁入りするが、宮廷の生活が肌に合わず、精神的に病気になったりしたそうだ。

 どこかの国の皇太子妃も、病気になったりしていて、皇室に重圧がかかるのは今も昔も変わらないのだろう。

 エリザベートは、自分の魅力は美しさにあると言う事を十分に理解しており、この美貌で人々の心を引きつけようと考えたのだろう、美しさを保つために、日々ダイエットに励み、身長173cm、体重50Kg、ウエストサイズ50cmの若いときのプロポーションをほぼ、保ったそうだ。王宮や、シェーンブル宮殿では、ダイエットに使ったという、吊り輪や、階段鉄棒等が、展示されていた。
エリザベート博物館の絵


 この当時でプロポーションを保つために、こういった事をやっていた人はそうたくさんいないだろう。この運動にによるダイエット効果を認識していたとは流石は王妃であるなと感心した。

 撮影禁止なので、写真はないが、王宮で見た鉄棒は巾が1m程度のもので、ちょうど日本で流行ったぶら下がり健康器のような物であり、実は、ぶら下がり健康器はこのエリザベートの鉄棒のパクリではないかと思った。

 また、特に晩年では、伝統を重んじ、形式張った宮廷生活に嫌気をさし、旅行に明け暮れるあたりも、皇室としてはどうかと思われるかもしれないが、しっかり自立しており、

 どこかの国の皇太子妃も、伝統にとらわれず、自分らしく有るためにどうすれば良いかを見つめ直し、ぜひ復活してもらいたいなとこの展示をみてつくづく思った。

 このオーストリアの王宮と、シェーンブル宮殿は、かなり大きく広いが、パリのベルサイユ宮殿と比べると小さめである。ベルサイユ宮殿は大きすぎ、エクステリアもインテリアも豪華ではあるが、かなり悪趣味な感じを持っていたのに対して、ここの物は、十分に豪華ではあるが、センスがよく、ベルサイユよ比べて小さめ部屋や、壁に飾られている絵が、家族の肖像画等であったりするところから、実際にここに暮らしていたのだろうなという印象を受けた。

王宮には伊万里も展示されていた


撮影禁止であり、写真を撮れなかったのが本当に残念だった。
豪華ディナーの食器セット

 シェーンブル宮殿で気に入ったところは、大広間である。ここには、シャンデリアがいくつもか飾られており、天井のフレスコ画も良かった。ベルサイユ宮殿の鏡の間と同じような物であるのだろうと思ったが、こちらのほうがセンスが良かった
こっそり大広間撮りました
また、もう一つ、漆の間というところが良かった。ここは、中国の漆のパネルを金の枠で、装飾した板で、壁が作られている部屋で、漆と金が非常によくマッチしており、豪華でありながら趣味がよく、落ち着いた感じの部屋だったと思う。
王宮近くで食べたザッハトルテ。ガイドブックに載っていた店だが、お客は日本人が大半で、店員の対応が悪く、劇マズ。
王宮では鴨もシンクロナイズスイミング
シェーンブル宮殿には動物園があり、パンダがいるそうだ
ウイーンは、音楽の都でありウイーンフィルハーモニーの本拠地でもあるが、8月はコンサートはお休みということで、市庁舎前のフィルムコンサートを観に行って来た。

 市庁舎前には巨大なスクリーンが設置され、毎晩暗くなるころからコンサートやオペラのビデオが流される。ここには屋台が並び、屋台で晩ご飯を食べ、ビールを飲みながら音楽を鑑賞することが出来るというもので、夏の風物詩だそうだ。
巨大スクリーンでオペラの上映

 屋台は、世界各国の料理が選べる。日本料理では鉄板焼きが有った。我々は折角だからということでウイーン料理とオーストリアビールを買い込んだ。
オーストリア料理だそうだ
ウイーン料理は、どんな物か説明しにくいので割愛するが、美味しかった。ビールも、良くわからないので、適当に頼んだら、色の黒いビール薄い黄色のビールがでてきた。黒い方は黒ビールを普通のビールで割ったようなもので、黒ビールの風味が強くないが、しっかり主張していて、味わい深く美味しかった。また白い方は、ビールと柑橘系のジュースで割ったような感じのものであったが、フルーティーな風味がよく、ジュースのようで美味しかった。
ビール売りのお姉さん

 スクリーンではオペラをやっていた。言葉がよくわからないので内容ははっきりわからないが、おばさんが何かの相談をしに牧師のところにやってきていろいろと訴えかけるのだが、牧師は、おばさんを色目で見て、服を脱がしたりしてちょっと怪しい動きをする。おばさんがその気になってしまうと、牧師は、もう興味がなくなり逃げ出そうとしたところに、その様子を外から覗いていた軍服を着た女性将校が乱入して来て、おばさんに抱きつき、二人はベッドを共にしてしまうというものすごいストーリーのようだった。

 牧師は偽牧師で、服を脱ぎ、付け髭をとると、全盛期のホリエモンのようで笑ってしまった。

ここに書いたストーリは一幕の終わりの物で2幕が始まったが、眠くなったので帰ってしまった。


 宿は、ホステルのドミトリーにしたのだが、この宿で、日本人の女の子と、日本語バリバリの韓国人の男の子に会った。4人で部屋でいろいろ話をしたのだが、韓国人の男の子は、
 腕に巻くミサンガというのかな?ブレスレットを作れるという。あっという間に3人分のブレスレットを作ってプレゼントしてくれた。我々は、何も返す物がなかったが、彼の気持ちを有り難く受け取った。
頂いたミサンガ
旅での人との出会いも楽しいものである。

データ
訪問日 8月7日〜10日
宿   Westend City Hostel 8人ドミ 一人一泊あたり17.9から19.9 ユーロ 
 
何故か有料体重計。体重は増えてはいなかったヾ(=^▽^=)ノ