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2013年10月11日金曜日

バルセロナ その2 メルセ祭り、ピカソ美術館

 バルセロナにはたくさんの美術館が有るが、その中でも有名なピカソ美術館に行ってみた。

 さぞかし大きな美術館かと思っていたら、意外と小さく、道幅の狭い路地の所に有った。前を通ると、入場券を買うための長蛇の列。自分たちは1時間位並びようやくチケットをゲット。

お祭りの最中は市内の美術館は無料と妻が何処からか聞いて来たが、そんなサービスはなく残念であった。
美術館の前では日本人女性が手作りイラストを販売。飛ぶ様に売れていた
おそらく、小さな美術館なので、入場をコントロールするために、チケット販売を遅くしているんだろう。チケット売り場の係員の手の動きはおそろしくスローだった。
美術館の前の通り。狭い。
このピカソ美術館には、ピカソの若いときの作品から晩年のいわゆるピカソと言う感じのぶっ飛んだ作品までたくさんの作品が展示されていた。
美術館の外壁にはこんな物があったが、これはピカソではないだろう。
ピカソの絵が年代毎に変化して行く様が見て取れ面白い。
美術館のお土産物屋さんの前
いつものように最も印象に残った絵MIPを決めてみた。撮影禁止で、写真がないのが残念であるが、「バルセロナ ルーフ トップ」という作品にした。

 これは、タイトルからバルセロナの家々の屋根を描いた物であると思われるが、全体が青みがかかって描かれており、モロッコで一番気に入った街シャウエンを思い出させるようなものだったというのが選択の理由だ。

バルセロナは9月20日から24日までメルセ祭という祭りだった。人に聞いたのだが、メルセという守護神があり、その守護神の出し物が街を練り歩き、広場ではいろんな催しがあり、その数500近く有るらしいということが何となくわかった。
広場には特設ステージ。ガウディのガス灯は、ステージの真ん前にあり、もはや邪魔者
通りを歩いていると、祭りの出し物と思われるものが並べてあった。馬や牛や恐竜みたいなものとかイロイロあるが、ハリボテ感満点で、あまりここからは歴史は感じられない。
お祭りの出し物
その出し物が練り歩く姿は、一度だけ見たが、遠すぎて写真も撮れなかった。

 バルセロナの大聖堂の前も、ステージが有り、オジさんとオバさんが手をつないで、輪になり、ダンスを踊っていたり、お父さんが下になり、子供が上に乗り、高いピラミッドを造ったりといった催しなんかもやっていた。


子供達のピラミッド
大聖堂の中に入ると、ステンドガラスがきれいでであったが、サグラダファミリアとは全然違った印象。中の照明の加減がよいのかとてもきれいに見えた。
大聖堂。サグラダファミリアとはやはり違う
大聖堂天井

大聖堂ステンドガラス

大聖堂ステンドガラス
教会の椅子に座り、休憩をしていると、どこかで見たような女性が立っている。記憶の底からよみがえって来たその女性は、マラケシュで会ったナミさんだった。

 再会を喜び合い、一緒に食事に行く事になった。 バルでアウトサイドの席に座り注文しようとするが、店員の態度が素っ気ない。ナミさんは、今まで行ったところのスペイン人は人懐っこく、親切だったがが、バルセロナに来てから、お店の人も、宿の人も冷たい感じがする折角来たのに少し残念だという。

 実は、我々も同じ事を感じていた。宿のレセプションのオジさんはニコリともせず感じ悪くロボットのように同じ言葉を繰り返すだけで、サービス精神のかけらも無い、レストランのウエイター、ウエイトレスは何処も愛想が悪かった。

 フローズンヨーグルト屋さんでは、お姉さんに、トッピングは何にするか?と恐い顔で、詰め寄られ、思わず「your smile please」と言いたくなった程だ。(本当に言ってみればよかった)

 バルセロナは、世界でも屈指の観光都市、忙しいんだなという結論に。でも、その街の印象はその街の人々の態度が決めると言っても過言ではない。忙しくてもチョットした笑顔が欲しいものだ。

 ナミさんは、その日、夜9時から教会でフラメンコギターのコンサートがあるので一緒に行かないかというので、行ってみることにした。教会に行ってみると、コンサートをやるような雰囲気ではない。

 しばらく待ってみたがどうも違う。付近の人に聞いてみると、それは別の場所であるという。間に合わないので諦めてしまった。
 後でわかったのだが、それはカタルーニャ音楽堂というところでのコンサートだった。カタルーニャ音楽堂は、古い音楽堂で、内装が素晴らしく、中を見学するだけで10ユーロもかかるところだった。チケットは30ユーロ前後だったが、今思うと行けなかったのが残念だ。

カタルーニャ音楽堂

 大聖堂の裏の広場でも何か催しがあり、建物の壁に映像が映し出されて大音響でなにかやっている。しかしながら、大聖堂から広場に抜ける道は狭く、人が多く満員電車状態で、広場に近づけず、これまた断念した。

 カタルーニャ広場でもコンサートをやっていて、広い広場は多くの人で埋め尽くされていた。出来るだけ前にいこうと思ったが、人が多く、みにくいので一番後ろから見る事にした。

 やっている曲は「ミスター・カタルーニャ」だ。なんでわかるかというと、サビの部分では、ミスターカタルーニャを連呼してるからだ。99%の確率で自信がある。

 その次の曲では、会場の人が手を振り、一緒に踊っている。有名な曲みたいだ。ナミさんが近くのオジさんに聞いてみると、オリンピックの曲で、「アミーゴ・フォーエバー」だと教えてくれた。このバンドがオリジナルかどうかはわからないが、結構な盛り上がりであった。
アミーゴフォーエバー
翌日もカタルーニャ広場で、コンサート。この日は、ジャズバンドで、ボーカルはなかったが、ベースのおっちゃんとサックスのおっちゃん、ピアノのおっちゃんがノリノリで、サックスのおっちゃんは、ステージを降りて、自分の近くまでやって来た。
ジャズバンド
サックスのオジさん

 曲はどれも知らない曲だったが、なんだか聞いたことがあるような気がした。会場では「バルサ、バルサ」の大合唱。そう、カンプノウで聴いたFCバルセロナの応援歌だった。

 アドリブで、曲の中に組み込んだのじゃないかなと思う。
 夜、宿にいたら、ドーンドーンと花火の音、窓を開けてみると、ちょうどビルとビルの間に花火があがっているのが見えた。花火大会があるのはわかっていたのだが、調べが追いつかず,場所が分からなかったのだが、見れてよかった。

 バルセロナ最後の日、モンジェックの丘に行く予定だったが、朝起きると、妻の右のホッペが腫れ上がり、右目が全部開かない。別人のような顏だ。

 病院に行ってみることにした。保険会社に電話すると、バルセロナの総合病院に連絡を取ってくれ、日本語の通訳を付けてくれた。

 行ってみるときれいな大きな病院だ。自分が南米で紹介してもらった病院は、いずれも個人病院で、全然専門外の病院を紹介され面食らったのであるが、ここなら安心そうだ。

 内科の先生に見てもらったが、耳鼻科の先生にも見てもらったがほうが良いと行って、耳鼻科の先生がやって来た。さすがに総合病院だ。「蜂巣炎」という診断。通訳の方によると、原因究明までやってないから本当かどうかはわからないけど,一応そういう結果ですだと。原因究明もやってもらいたかった。折角来たから点滴も射っていけと言われ、1時間くらいの点滴をうけた。そうすると、妻のほっぺたの腫れは少し引き、目がずいぶん正常になった。

 抗生剤、胃薬、消炎剤等の処方箋をもらい、病院を後にしたが、保険を使うので、順番等を優遇してもらい、すぐに見てもらえ、最後には、通訳の方に見送りまでしてもらい、VIP待遇で、なんだか優越感だった。(笑)
 
 最後の日は、今後のことも考え、部屋でおとなしくしていた。バルセロナには6泊もしたが、いろいろ有り、十分に観て廻ることが出来なかったのは残念ではあったが、ガウディーの建築物やお祭りにも遭遇し楽しかった。バルセロナの人達の愛想が良かったらもっと良かったのだが。。。。


データ 滞在日  9月17日〜9月24日

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